確定申告で困っている方へ|確定申告の準備ガイド(岐阜県の個人専門税理士が解説)
確定申告、どのように進めればいいのか?何をしたらよいか? お悩みではないでしょうか。特に、初めて確定申告をされる方や、急に売り上げが増えて確定申告の必要に迫られている方は、不安や心配が尽きないかと思います。今日は、岐阜県の個人専門の税理士が確定申告の流れを解説します。
確定申告は「いつ何をすればいいか」が分かれば負担がぐっと軽くなります。ここでは、事業所得がある個人事業主向けに、年内(12月まで)に準備しておくことから、決算・申告の流れ、そして申告後に忘れてはいけない納税までをまとめます。おおまかな流れをつかんでおきましょう。
なぜ、年内準備が役立つのか?
年明けの慌ただしい時期にまとめて処理するより、12月までに帳簿や証憑を整えておくと、決算処理や申告書作成がスムーズになります。経費の前払いや固定資産の購入など、年内の判断が税額に影響することがあるため、早めの確認が安心です。
0. e-Taxの準備
- 電子申告(e-Tax)か書面提出にするか、申告方法を決定します。おすすめは、電子申告です。
- 自分で電子申告をする場合は、マイナンバーカード・ICカードリーダー・申告ソフト・利用者識別番号などの事前確認が大切です。
- 税理士に依頼する場合は、早めに相談をしておくとよいです。
1. 通常の記帳
- 売上・経費を漏れなく仕訳入力しておきます。
- 通帳やカード明細と帳簿を突合せ確認します。
- 領収書はすべて保存し、医療費・寄附金などは通常経費と区分して保管しましょう。
- 年明けからではなく、年内から記帳を継続することが負担軽減につながります。
2. 12月に確認すべき事項
- 売上・経費の未計上がないか最終確認します。
- 固定資産の取得・廃棄や減価償却の処理などを整理しておきます。
- 社会保険料・小規模企業共済・生命保険料の年内支払を確認します。
3. 決算処理(年末〜翌年1月上旬)
- 期末整理仕訳(棚卸資産、減価償却、未収・未払計上など)を行います。
- 家事按分(自宅兼事務所など)や貸倒引当金を計算します。
- 試算表で損益を確定し、税額を見積もり、納税資金を確保しておきます。
4. 確定申告書類の整理と入力(翌年1月〜提出前)
- 控除証明書(社会保険料、生命保険料、住宅ローン残高など)を揃えます。
- 医療費等の領収書をまとめ、明細を作成します。
- 会計ソフトから申告書へデータを連携し、e-Tax送信可能な形に整えます。
- 青色申告特別控除・繰越損失などの適用漏れがないか確認します。
- 納付方法や還付先口座を確認します。
- 作成後は内容を十分に確認してから提出します。
5. 申告・提出後の対応
- e-Tax送信後は受信通知や控えを必ず保存しておきます。
- 税務署からの問い合わせに備え、根拠資料を整理しておきます。
- 納税期限を守って納付します。還付がある場合は入金を確認します。
最後に忘れてはいけない納税
- 確定申告は提出だけで完了ではありません。
- 税額が発生する場合は、納期限までに金融機関での納付・振替納税などで確実に納税します。
- 納税資金が不足すると延滞税のリスクがあるため、申告と同時に納付計画を立てることが重要です。
